• HOME
  • 「新厄年」とは?

「新厄年※」とは? (※健康のリスクが高まる年齢を統計学的に分析して算出した人生80年時代のエイジングの新しい指標)

厄年の起源は平安時代、定着したのは江戸時代

厄年の由来は古く、わが国で「厄年」にふれた最古の文献は『宇津保物語』とされています。
同じ平安時代に書かれた『源氏物語』では、37歳が「慎ませたまふべき御年」とされ、光源氏が理想の女性として恋い焦がれた藤壺の宮が「三十七にぞおはしましける。されど、いと若く盛りにおはしますさま」と描かれています。藤壺の宮は37歳にして美しさの盛りにあったのでしょう。しかし、この年、病に苦しんだ末に亡くなります。その後、光源氏が妻に迎えた紫の上もまた、37歳で突然、重い病に倒れます。
現在、一般にいわれる女性の厄年は、19歳・33歳・37歳。特に33歳が「大厄」とされていますが、『源氏物語』の作者の紫式部は37歳を女の厄と考えていたようです。
実は厄年は古来さまざまに言い伝えられ、1歳に始まって13歳・25歳・37歳・49歳・61歳と、12歳きざみで厄がくるという説、9歳きざみとする説、6歳きざみの説など、諸説があります。19歳・33歳・37歳が厄年として定着したのは江戸時代のことです。

厄年は健康を害しやすい年齢と捉えられている

厄年を気にしている方は多く、最近の調査では3人に1人、特に30歳代女性では厄年が気になるという方が4割を超えています。
また、厄年には、天災、火災、金運・仕事運・恋愛運の低下などさまざまなイメージがありますが、同じ調査では、「体調を崩しやすい」「大病をわずらいやすい」「大きなけがをしやすい」など、厄年を健康運が低下し、病気になるリスクが上昇する年齢と考えている方が多いようです。

厄年を気にしている人の割合、厄年のイメージ

厄年が健康を害しやすい年齢であるならば、平均寿命が男性79.4歳、女性85.9歳まで延びた現代人のそれは、江戸時代のそれとおのずと異なるはずでしょう。
そこで、現代に生きる私たちの健康リスクが高まる年齢を統計学的に明らかにしたのが「新厄年」なのです。

男女とも63歳が人生80年時代の「新大厄」

寝たきりになったり介護を受けることなく、健康な日常生活を送れる生涯の年数を「健康寿命」といいます。日本人の健康寿命は、男性70.4歳、女性73.6歳で、女性は平均寿命との差が実に12年に及んでいます。健康寿命をできるだけ実際の寿命に近づけ、アクティブに美しく老いることは、私たち共通の願いといえましょう。
健康寿命を損なう原因となる病気として、脳梗塞、認知症、変形性膝関節症、骨粗鬆症、心筋梗塞、糖尿病などがあげられます。
そこでこれら6疾患にがんを加えた7疾患の年齢別発症率を、75万人のレセプトデータから抽出し、発症率(%)を積み上げたのが下のグラフです。

7疾患の発症率の積上げから現代日本人の厄年を求める

男女とも加齢に伴い、発症率が右肩上がりのカーブを描いて上昇していますが、統計学的な分析を加えると、発症率が高まるターニングポイントとなる年齢が男女とも20代以降の4ヵ所に見出されましたので、これらのポイントを「新厄年」と定めました。
なかでも、カーブが急上昇する63歳は、人生80年時代の「新大厄」ということができます。

「新厄年」は健康リスクが高まる年齢ですが、その年だけ注意しても回避できるものではありません。「新厄年」を意識して、生活習慣の改善に早くから、また継続的に取り組むことがアクティブで美しいエイジングを約束してくれるのです。

新厄年
男性 女性
24歳 25歳
37歳 39歳
50歳 52歳
63歳 (大厄) 63歳 (大厄)